企業分析

【経験談】薬キャリの評判は?特徴や利用時の流れを解説【現役薬剤師】

薬キャリ_アイキャッチ

過去に4回転職をして、現在は薬局の人事を担当してる薬剤師のプジキです。

タマコ
タマコ
  • 薬キャリって大丈夫?信頼できる会社なのか、評判を知りたい!
  • なぜなら転職を成功させたいから。変な営業されないかなぁ。。
  • 他の転職サイトと比べ、何が違うの?メリット/デメリットは?
  • 実際に利用(登録)したときの流れをざっくり知りたい。

上記の疑問をかかえている人に対し、その悩みを解消していきます。

この記事では、『薬キャリ』はどういった会社が運営していて、どんな特徴(メリット・デメリット)が分かるので、あなたが薬キャリの信頼性を判断するうえでの材料が増えます。

 

自分は過去に転職をしたとき、実際に薬キャリを利用してます。また、現在は薬局の採用担当として薬キャリエージェントの対応をしてるので、我ながら信頼できると思う。

♯ この記事の内容 ♯
  • 『薬キャリ』を運営してる会社の概要
  • 薬キャリの特徴(強み・弱み)と利用に向いてる人/向かない人
  • 利用するときの実際の流れ(体験談)をご紹介

 

さっそく見ていこう!

 

【事前知識】まず薬キャリの概要を押さえよう

分析

まずは、「そもそも薬キャリって何者なの?」かをご紹介する。

運営元がどんな会社で、業績はしっかりしているのか把握することは、サービスを利用するか否か判断する中では重要なポイントだからだ。

さっそく見ていこう!

エムスリーの子会社、エムスリーキャリアが運営

医療関係者向けのサービスを展開してるエムスリー(m3)の子会社、エムスリーキャリアが運営してます。

m3は製薬会社や医療機関、医師や薬剤師など医療従事者向けにサービスを展開していて、一言で表すと『とんでもない会社』。

何がとんでもないって、2000年に創業して以来、ずーーーっと右肩上がりで業績を伸ばし続けており、「医療業界の巨人」なんて呼ばれている。ホント恐ろしい。

 

m3は『医療』をキーワードに幅広く事業を展開しており、50社近くの子会社を抱えています。

m3の子会社の中で、医療従事者向けの人材サービスを提供しているのが『エムスリーキャリア』になるんですね。

※m3について詳しく解説しだすと長くなるため、別の記事にまとめます。エムスリーについてもっと深く知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

エムスリー_会社概要
【簡単まとめ】エムスリー(m3)の会社内容│概要のポイント解説エムスリー(m3)の会社内容について、ポイントを絞り解説しています。2020年1月時点のデータをもとに、売上や医師・薬剤師の登録数、各事業領域ごとにどんなサービスを提供しているのか、といった情報をまとめています。...

薬剤師に絞った人材サービスが『薬キャリ』

エムスリーキャリアは、医師・薬剤師を対象とした、総合的なキャリアサービスを展開しています。

キャリアサービスって何やねん!」という突っ込みに回答します。具体的にいうと、人材紹介・転職仲介、スキルアップ情報の提供、医療コンサルティングの3つに大別される。

その中で、薬剤師の人材サービスを“薬キャリ”と呼んでいるのだ。ちなみに、サービス名に薬キャリと付くものが以下の5つが存在する。

『薬キャリ』が付くサービス
  1. 薬キャリ:薬剤師のための転職総合支援サイト
  2. 薬キャリエージェント:転職支援サービス
  3. 薬キャリmama:ママ薬剤師向け情報サイト
  4. 薬キャリ職場ナビ:薬局・病院等の職場情報サイト
  5. 薬キャリ1st:薬学生向け情報サイト

 

タマコ
タマコ
薬キャリ●●が複数あるので、何がどのように違うのか、分かりにくい。。
プジキ
プジキ
これ、薬キャリ内で特定の内容に薬キャリ●●とついてるだけなので、深く考えずにOKで!!

 

⑤薬キャリ1stだけは薬学生向けだが、薬剤師は薬キャリへ登録することで上記①~④全てを利用できる。

ちなみに薬剤師の利用者数がえげつない

エムスリーグループ全体への登録薬剤師数を日本の全薬剤師で割ると、2.5人に1人が登録している計算になる。

 

具体的な計算根拠をかんたんに紹介します。

エムスリーに登録されている薬剤師数は、2014年に10万人を突破したそうです。

https://corporate.m3.com/press_release/2014/20140702_001050.html

この記事を書いた時点(2020年1月)では、最新の数が公表されてなく詳しい数は不明ですが、過去の登録数の伸びからすると12万人ぐらいと予想。

いっぽうで、日本の薬剤師数は30万1323人(2016年 厚労省調査)なる。

 

登録者の12万人を30万人で割ると、約40%(2.5人に1人)の薬剤師が会員になっている計算。

 

この、薬剤師のシェア40を達成していることは、けっこう凄い。

「シェア何%だと有利になるのか」を計算する有名な理論に、クープマンモデルというものがあります。

これによると、シェア40%を確保すると「相対的安定」という非常に望ましい状態になると言われている。

簡単に言うと、シェアの40%を押さえると首位を独占できるため、経営が安定しているとてもGOODな状態になるとされている。

 

プジキ
プジキ
小難しいことを書きましたけど、『薬剤師の登録数が非常に多いので、エムスリーキャリアの企業評価としてはGOODだと思います』ということを主張したかったのです(汗

薬キャリの気になる評判は?特徴や良し悪し、利用の向き不向きについて

分析

続いて、特徴とメリット・デメリット、利用の向き不向きについてまとめていく。

特徴とメリット・デメリットは、自分の経験談(実際の転職時の利用、採用担当として対応)の他に、友人やスタッフの体験談も加え、それらを整理した内容です。

3つの特徴:営業力・案件数・医療専門性

まず薬キャリの特徴としてあげられる特徴は以下の3点。

  1. 強い営業力
  2. 求人案件数の豊富さ
  3. 医療業界への専門性

以下、経験談とサービス特徴から簡単に理由をまとめます。

①営業力について

薬局に対しても、転職者に対しても、営業力が他社と比べてとても優秀だと感じた。

それは、こちらの内なる要望を聞き出そうと、さまざまな視点から質問を投げてきたからです。専門的な営業テクニック名でいうと、SPIN話法プロービングという技術。

とてもかんたんに言うと、相手へ質問を繰り返して本当の悩み浮き彫りにすること。外資系の保険営業マンとか営業に強い企業が研修で教えているスキルで、これを使っていた。

 

優秀な営業マンは、「お客が真に求めているものは何か」を的確に理解し、それを満たす提案ができることだと思っている。

それを高いレベルでクリアしてるなぁと感じたので、営業力が強いという印象を持ちました。

ちなみに、他のサイトの転職エージェントも要望のヒアリングをしますが、上記の技法を使っていたのは薬キャリだけでした。

②求人案件の豊富さ

薬キャリは、他の転職サイトや転職エージェントが取り扱う案件も、広告という形で掲載する仕組みになっている。

そのため、薬キャリ以外の求人もまとめて閲覧できるので、結果的に案件数が多くなるというカラクリです。

 

③医療業界に対する専門性

母体のm3を含め、医療機関や医療系の企業に対するサービス提供に特化している。

つまり、医療業界に詳しくなければ話にならないので、専門性は必然と高いです。

薬剤師の転職サイトのエージェントは、薬キャリ以外でも基本的には医療系の事情に詳しいけれど、薬局やドラッグストア、病院の知識に偏っている場合が多かった。

その点、薬キャリの担当者は、薬局ではない部分の知識も豊富だなぁと感じました。

 

薬キャリのメリット・デメリットは何?

先ほどまとめた特徴を元に、メリットとデメリットを整理しますね。

【メリット】

  1. 転職先への希望条件を整理できる
  2. いろんな求人案件を知ることができる
  3. 受け身の姿勢でも転職が進む
  4. 電話先がフリーダイヤル

【デメリット】

  1. 連絡の頻度が多くわずらわしく感じることも
  2. 提案数が多くなり求人選びに迷いがでる
  3. 提案に流され過ぎると希望しない転職先に決まる恐れあり

「同じ内容の表と裏を言ってるだけでは?」と感じたあなた、、、鋭いですね(汗

 

ちょっと補足説明します。まずはメリット部分から。

たくさんの求人を知ることができ、エージェントの営業力も強いため、お任せしていても話が進むのはメリットですね。転職活動を楽に進めることができたと、友人は感想を語ってくれました。

小さな所で嬉しいのは、電話番号がフリーダイヤルであること。

働きながら転職活動をすると、ちょっとした残業とかで電話にでれず、折り返すことはしょっちゅう。電話代を気にせず折り返せるのは経済的に嬉しい。

色んな転職サイトはあるが、フリーダイヤルはの薬キャリだけでしたね。

 

続いてデメリット部分。

提案の頻度や数が多く、めんどうに感じてしまう友人はいました。毎日連絡がくるとかではないですけど、他社との比較すると多めの傾向にありますね。

また、提案してくれる求人数も多くなる傾向があり、選択肢が増えすぎてしまった結果、決断しにくくなるというケースも。

 

先ほども「表裏」と書きましたが、薬キャリの特徴に対して、それをメリットと感じる人もいれば、デメリットと感じる人もいる

 

プジキ
プジキ
自分の性格であったり、現在の状況と照らし合わせて、利用に向いていると感じるなら使ってみるがよいですね。

薬キャリの利用に向いてる人・向かない人

先ほどのメリット・デメリットを元に、薬キャリ利用に向いている人・向いていない人の特徴をまとめる。

向いてる人
  • 初めての転職でどのように進めるのか知りたい
  • 転職したいが何をしたら良いかわからない
  • 希望の条件が色々あって決められない
  • 求人を探すのがめんどう
  • お世話してもらいたい、お任せしたい
向いてない人
  • 明確に転職したい企業が決まっている
  • 自分が主導として動くのが好き
  • 連絡の頻度が多いと「うざ」と感じそう
  • 干渉されることが嫌い

「転職はしたいけど初めてだからよく分からない」、「希望の条件や求人が絞り込めない」といった方には、薬キャリの相性は良い。

 

逆に、転職先の会社が明確であったり、自分で応募をして進めたい場合には、薬キャリの利用はやめておきましょう。

時間の無駄でしかないので、職務経歴書や面接対策を練り、サクッと自分が勤めたい企業へ応募してしまいましょう。

 

漠然と転職したい気持ちはあり、何となく希望の条件はあるが優先順位が決められない人は、エージェントのロジカルな分析が転職活動の助けになるので、活用してみてください。

公式サイトはコチラ

薬キャリを利用したときの流れを紹介

目標へ向かう

ここからは、実際に利用した経験談から、薬キャリを利用したときの流れをまとめる。

薬キャリ利用時の流れ
  • STEP1
    サイト登録
    まずは薬キャリのサイトへ登録します。
  • STEP2
    連絡をもらう
    電話 or メールで連絡がくる。どちらの方法が良いか選択できる。連絡内容は、簡単なヒアリングと今後の流れを説明される。
  • STEP3
    ヒアリングシートの記入
    求人をより具体的に提案してもらうため、作成が必要。
  • STEP4
    希望の企業へ応募!
    希望の求人が見つかったら、エージェントが応募してくれます。日程調整をして面接へと進んでいきます。

 

まずはサイトから登録する

まず、サイトから登録します。

入力項目は氏名、メールアドレス、住んでる地域など簡単な情報。1〜2分で登録が完了します。

この段階では、細かな希望条件を書く必要もないので、転職先への要望が固まってなくても不安になる必要はありません。

電話orメールで連絡がくる

登録すると、まず自動返信のメールが届き、そのあと、エージェントから連絡がくる。

エージェントからの連絡手段はメールか電話を選べ、最初に送られてきた自動返信メールに希望の連絡方法を書いて返信する。

返信しないと、基本的には電話がかかってきます。

 

フリーダイヤルなので、例え電話に出れなくても、電話代を気にすることなく折り返しの電話ができます(笑)

ヒアリングシートを書いて相談開始

転職先の企業をより具体的にしていくため、希望条件や今までの経歴、現職の状況などをヒアリングシートへ記載し、担当者へメールで返信する。

 

希望条件は、なぜそれを希望するのか理由まで書く欄があり、けっこう詳しいことまで記載を求められるが、書ける範囲だけでOK。

記入できなかった部分は「具体的に考えがまとまらなかったので、空欄にしてあります」と記載して返信すれば、エージェントが会話の中でうまいこと質問してきてくれます。

 

気張らずにサクッと書いて、送りましょう。

希望の転職先を見つけ応募!

ヒアリングシートを元に、色んな求人を提案してくれます。

その中に気になる企業があれば良し。一つも気に入った企業が無ければ、そのことをエージェントにつたえ、転職を希望する会社を見つけていきます。

転職したい会社が見つかったら、エージェント経由で応募します。履歴書・職務経歴書を準備し、面接へとのぞんでいきましょう。

 

年収の交渉など、相手先の企業に直接言いにくい条件交渉は、エージェントにお願いすると対応してくれます。

また、恐らく数社に応募するかと思いますが、嬉しくも複数の企業から合格を貰った場合には、1つの企業以外は辞退しなければなりません。その辞退連絡もエージェントが代わりに伝えてくれます。

 

そして、転職先の会社が決定し、晴れて転職活動終了となります。

まとめ

最後に、この記事の要点をまとめます。

薬キャリの特徴
  1. 医療系の巨大企業、エムスリーの子会社
  2. 3つの強み:営業力、案件数、医療業界の専門性
  3. 転職したいが条件等が固まっていない人に向いている

多ければよいわけではないが、2.5人に1人の薬剤師が登録しているとなると、どこか安心感をもってしまう薬キャリ。

メリット部分をうまく活用しつつ、ぜひ転職活動を成功させてください(و`ω´)و

 

公式サイトはコチラ

【質問】薬剤師としての価値を高めるには?

 

【答え】継続的な勉強

2019年5月に厚労省が出した薬剤師の需要と供給についてのレポートをご存知ですか?

これ簡単に言うと『すでに薬剤師が余り出している』という内容が書いてある。需要を上回る数の薬剤師がいるそうだ。

 

突然ですが、最近の新卒の採用事情はご存知ですか?

調剤薬局やドラッグストアは、昔はそれこそ薬剤師の資格を持っていれば即採用というぐらい簡単でした。

でも今はちがう。優秀な成績の薬剤師に絞り始めていて、成績が悪い薬剤師は採用しない

この流れが、じわじわと中途採用にも来ています。なぜそんなこと分かるかというと、これでも薬剤師の採用を担当してますから、動向はチェックしてるのです。

 

薬剤師が飽和していく未来に対し、すこしでも質を高めて需要の高い人材となるため、ぜひ日々の勉強に役立ててください(و`ω´)و

薬業界の勉強_おすすめサイト(TOP用)